エンゼルフィッシュの飼育方法

エンゼルフィッシュのイラスト

最もポピュラーな熱帯魚のひとつエンゼルフィッシュ

エンゼルフィッシュ(Angelfish)はほとんどのペットショップやアクアリウムショップで売られているポピュラーな熱帯魚のひとつです。
南米アマゾン川流域が原産のエンゼルフィッシュはスズキ目ベラ亜目シクリッド科に分類されており、日本では「天人石鯛(てんにんいしだい)」とも呼ばれています。

全長は12〜15cm前後で平べったい体躯をしており、銀白色のボディに褐色の縞模様があります。
性格的には縄張り意識があるので、混泳水槽はなるべく避けるようにしてエンゼルフィッシュだけを飼うのが無難です。
エンゼルフィッシュよりも小さい熱帯魚を混泳させておくと捕食してしまうことがあるので注意しましょう。

エンゼルフィッシュの原種は「スカラレ・エンゼル」「アルタム・エンゼル」「デュメリリィ・エンゼル」の3タイプがあります。
最も多く見られるスカラレはアマゾン川流域に生息しており、日本で一般に市販されているエンゼルフィッシュといえばこのスカラレを指します。
アルタムは水質に敏感なので初級者には向いていない熱帯魚です。
デュメリリィは額が出っ張って丸みを帯びているという外見的な特徴を持っています。

エンゼルフィッシュを飼う際の注意点

エンゼルフィッシュは肉食ですから、赤虫や糸ミミズなどをエサとしてよく食べます。
生エサが手に入りにくい、あるいは管理が面倒な場合には冷凍赤虫を用意しておくのがおすすめです。
ただこれだけだと栄養的に偏りが出てしまうので、人工飼料は欠かさないようにしましょう。
人工飼料をきちんと与えていると体色を美しく保つことができます。

エンゼルフィッシュの寿命は5年が平均ですが、水が汚れていたりすると3年ぐらいしかもたないこともありますので水質管理には気をつけましょう。
エンゼルフィッシュは弱酸性〜中性の水質を好みますので、pH6.0〜7.5ほどをキープするのが理想です。
水温は26〜30℃が目安です。

エンゼルフィッシュは自分で繁殖させることもできるという楽しみを持った熱帯魚です。
熱帯魚を飼うコツを身につけたら、ぜひ繁殖にも挑戦してみてください。
エンゼルフィッシュが産卵する場所は水草や産卵筒、水槽のガラス面などです。
ですから産卵筒と水草は必ず用意してあげましょう。
水草は幅の広くて平べったい形のものが最適です。

エンゼルフィッシュは相性さえよければ自然交配を行いますので、何匹かをまとめて飼うのが増やすコツです。
生後10〜12ヶ月から繁殖を始めますが、ペットショップで売られているエンゼルフィッシュはほとんどが生後4ヶ月前後なので、自然交配を始めるのは買い始めてから半年ほど後のことになります。