グリーンタイガーディスカスの飼育方法

王冠のイラスト

熱帯魚の王様とも言われるディスカス

グリーンタイガーディスカスは南米アマゾン川を原産とする淡水魚ディスカス(discus fish)の一種です。
ディスカスという名前は円盤のdiscから来ており、その名前の通りに丸くて平べったい形をしているのが特徴です。
アマゾン川には多くの支流があるため現在はそれぞれの支流から異なるタイプのディスカスが発見されていますが、最初のディスカスが見つかったのは1831〜1834年頃と言われています。

もともとは野生の種ですが、姿かたちが美しいためさまざまな品種改良の手が加えられ、現在に至っています。
ワイルドディスカスは「ヘッケルディスカス」「グリーンディスカス」「ブルーディスカス」「ブラウンディスカス」の4つに分類されていますが、このうちグリーンタイガーディスカスに最も似ているのがブルーディスカスです。
ブルーディスカスはアマゾン川流域の中でも中流域に多く生息しており、全身の縞模様が特徴です。
名前からするとグリーンディスカスの方がグリーンタイガーディスカスに近いイメージを受けますが、グリーンタイガーディスカスは「グリーン」という名称が付いてはいるものの、実際には赤とブルーの細かい縞模様が入っています。

これに対し、グリーンディスカスは背ビレにはっきりとした縁取り模様があるため、ブルーディスカスの方がグリーンタイガーディスカスに似ているんです。

このディスカスはいろいろ変わった習性があることでも知られています。
求愛行動は特に特徴的で、すれ違うときにおじぎをするような仕草が「ディスカスの求愛ダンス」と呼ばれています。
また、産み付けた卵が孵化した際に「ディスカスミルク」と呼ばれる粘液を身体表面から出して稚魚に与える姿が見られるのもディスカスの特徴です。

グリーンタイガーディスカスを飼うには

グリーンタイガーディスカスの体長は平均15cmですが、水槽は60cm以上のものを選ぶことをおすすめします。
60cmの水槽で4匹のグリーンタイガーディスカスがちょうどいい大きさです。
特にきれいな水を好む種ですので、ろ過器はできるだけ高性能のものを設置しておけば長生きしてくれます。
水温は28〜32℃、水質は弱酸性のpH5〜6が最適です。

肉食なのでエサは糸ミミズや赤虫が適しており、それに加え人工飼料のハンバーグを適宜与えることで栄養の偏りを防ぐことができます。
寿命は5〜7年と比較的長いのですが、水質が悪かったり水温が急変するとストレスを感じ短命になってしまうことがあります。
エサを食べる量が少なくなったら水を半分以上交換して水温を1℃上げてみると元気になることが多いようです。

自然交配が可能な種なので、自分で繁殖させることもできます。
グリーンタイガーディスカスは1回で100〜200個ほどの卵を産卵し、孵化にかかる日数もわずか2〜3日程度となっています。