スマトラの飼育方法

水槽のイラスト

丈夫で飼いやすいスマトラ

スマトラ(Sumatra)は名前からも推測できる通り、スマトラとボルネオを原産としたコイ類の熱帯魚です。
縞模様と色彩が美しいことで有名なスマトラですが、実際には4タイプのカラーバリエーションがあります。
最もポピュラーなスマトラは黒のストライプに鮮明な赤色のヒレが美しいタイプです。
これに対してグリーンスマトラはグリーンというよりもむしろ深いブルーの色合いが美しいタイプ、そしてプラチナグリーンはプラチナ地にグリーンのぼかしが入った上品な色合いで人気の種です。
金色に赤のヒレがきれいなゴールデンアルビノも暗い水槽の中ではよく映えます。

カラーバリエーションに関係なく体長は6〜7cmが標準で、寿命は3〜5年です。
価格は400〜500円程度とリーズナブルな価格のため、初心者にもおすすめな熱帯魚となっています。
ただしかなり気が強く気性が荒いので、他の種と混泳させる場合にはよく注意しましょう。
混泳相手のヒレをかじる癖があるためヒレの長いグッピーやエンゼルフィッシュなどは間違っても同じ水槽に入れないようにしなければなりません。
中型・大型のプレコやドジョウの一種であるクラウンローチ、水中をスピーディーに泳ぎ回るダニオなどでしたら混泳をしても比較的問題ありません。

スマトラを飼う際の注意点

スマトラは概してタフなので、飼うのに特に神経質になる必要はありませんが、他の熱帯魚同様、水槽内の水は常にきれいに保っておかなければいけません。
単独飼育よりも群れで飼うのが向いている種で、飼育数が2〜3匹だけだとケンカになりやすいので6匹以上飼うのがおすすめです。

水槽内には隠れ家として使える水草を植えてあげるとストレスが少ないようです。
水草の種類としては育生に手間のかからないミクロソリウムやアヌビアスナナ、アマゾンソードプラントなどがおすすめです。

スマトラを飼い始める時には注意したいのは、最初からたくさんのスマトラを入れないようにするという点です。
水槽の中では、適度な数のバクテリアがフンなどの有害物質を分解するというシステムが成り立っています。
ところが立ち上げたばかりの水槽ではバクテリアが十分に育っていないので、水がうまく浄化できません。
最初はスマトラを1匹だけ購入してきて水槽に入れ、1ヶ月間飼育した後に残りのスマトラを入れましょう。

適した水温は22〜27℃ですが、水質に関してはpH5.0〜7.5に調整します。
弱酸性の水を好む傾向がありますので水換えは週に一度、4分の1程度に抑えます。
水を弱酸性に保つことによってウロコの輝きが増してきます。

スマトラは水槽内でも簡単に繁殖できるので、水草などを植えて産卵しやすい環境を作ってあげましょう。
ウィローモスなどの上に産み付けられた卵は放置しておくと親が食べてしまうことがあるので、こまめに観察して卵を見つけたらすぐに別の水槽に移すことがポイントです。