熱帯魚の飼育に必要な器具と環境

熱帯魚を飼うのに必要な装置

熱帯魚というのは大きさやタイプ、数に適した水槽を選んだりその他の装置を揃えたりしないといけないペットです。
犬や猫のようにとりあえずペットショップで買ってきて様子を見ながらケージその他のツールを買い揃えていくというわけにはいかず、熱帯魚を買う前に環境を整えてあげることが大切です。

ペットショップやアクアリウムショップでは熱帯魚を飼うために最低限の装置を備えたキットを販売していますので、これまで熱帯魚を飼ったことのない人はとりあえずこのキットで揃えましょう。

キットには水槽の他にろ過器やフタ、照明、マット、塩素中和剤などが入っています。
キットを買うにあたってはどんな熱帯魚を何匹飼いたいのかをまず明確にしておくことが重要です。
水槽は幅10cmほどの小さなものから2m以上のものまでさまざまなサイズがありますので、熱帯魚の大きさと水槽を置きたい場所などを決めてから水槽のサイズを決定します。

ちなみに水槽にはガラス製とアクリル製があり、それぞれメリットとデメリットを持ち合わせています。
ガラス製は傷がつきにくく変形しやすいというメリットがありますが、衝撃によって破損する可能性もあります。
一方のアクリル製はガラスの水槽と比べると軽くて衝撃に強いというメリットがある反面、魚の歯や石などによって傷がつきやすいというデメリットもあります。

熱帯魚を長生きさせるために重要なろ過器とヒーター

熱帯魚というのはデリケートな生き物ですから、水槽内の水は常にきれいに保っておく必要があります。
水槽内というのはエサの食べ残しや魚のフンなどによって汚れがちの場所ですから、ろ過器によって汚れを除去して水を安定した状態にキープすることは非常に大切です。
ろ過器には上部式フィルター、外部式フィルター、内部式フィルターの他に外掛け式やスポンジタイプ、投げ込み式、底面式などさまざまなタイプがありますから、ニーズに応じてぴったりの一台を選びたいものです。

熱帯魚は文字通り温かい場所に生息している魚類ですから、水温には注意してあげなければなりません。
冬はヒーターを水槽内に入れて水温を25〜30℃に保たなければなりませんが、ヒーターには水温があらかじめ適温に設定されているオートヒーターとヒーター単体にサーモスタットが付いているものがあります。
なお、ヒーターを購入する際には「SPマーク」の付いているものを選びましょう。
SPマークというのは日本ペット用品工業会(JPPMA)によって制定された観賞魚用ヒーターの統一安全規格です。

また、水道水に含まれるカルキ(塩素)は熱帯魚にとっては有害で、呼吸器系に害を与えてしまう危険がありますから、塩素中和剤は必ず使用するようにしたいものです。