イエローピーコックの飼育方法

水槽のイラスト

鮮やかな黄色が人気のイエローピーコック

水槽というのは直射日光が強く当たる場所に置くことはあまりなく、どちらかというと窓際を避けた暗めの場所が適しています。
ですから鑑賞を主な目的で熱帯魚を買おうと考えている人は、できるだけ鮮やかで明るい色の種を選ぶのがおすすめです。
数ある熱帯魚の中でもひときわ黄色く目立つ美しい種がイエローピーコック(yellow peacock)です。

マラウィ湖を生息地としているイエローピーコックはスズキ目ベラ亜目シクリッド科に属しており、体長は12cm程度です。
シクリッドはブリードに非常にたくさんのバリエーションがあり、このイエローピーコックも産地やブリーダーなどによってコレクション性が高いのが特徴です。
姿と色が美しいわりに性格は激しいので、小さい熱帯魚との混泳などは避けるようにした方が無難です。

丈夫なたちですから飼育も容易な種ですが、水槽は60cm程度のものがいいでしょう。
水温は25〜28℃の間をキープし、pHは7.8〜9.2の弱アルカリ性を好みます。
寿命は5〜8年が標準となっていますが、水を常にきれいに保ち、ときどき塩水浴をさせてあげると長生きしてくれます。

イエローピーコックは群れの中で基本的にオスがいちばん大きい個体となります。
オスは尾びれにあるエッグスポットと呼ばれる模様も大きく発色がいいのが特徴です。

イエローピーコックの飼育方法

もともと丈夫な種ですから、エサもそれほど気をつかう必要はありません。
人工飼料を食べていれば栄養バランス的には十分ですが、ときどきイトミミズや冷凍赤虫などもメニューに加えてあげれば喜んで食べてくれます。

イエローピーコックは自分でも簡単に繁殖させられる種ですから、始めから大きめの水槽を買っておいて増やしていく楽しみもあります。

イエローピーコックは「マウスブリーダー」といって、稚魚を口の中で育てることで有名な種です。
とは言っても一度の産卵で100匹以上の卵を産みますから、中には無精卵などもあります。
死んでしまった稚魚や無精卵もすべて口の中に入れたままじっと耐えていることもありますので、イエローピーコックが苦しそうなときは口を開けて少し吐かせてあげましょう。
他のイエローピーコックと同じ水槽に育成中のイエローピーコックを入れておくよりも、他の水槽に隔離するか吐き出した稚魚だけ別の水槽に入れる方が育てやすいかもしれません。

イエローピーコックはそれほど珍しい種ではありませんが、身近なペットショップで見当たらないときはインターネットで検索してみるのがおすすめです。
価格の方も1,000円程度とそれほど高くありません。
2匹など少数匹を飼うよりも、数多く飼った方が縄張り意識が弱まり争うこともなくなりますので6匹以上飼うのがおすすめです。