犬の病気のサインとケア<その2>

可愛い目で見上げるダックスフント

呼吸器系の病気

愛犬が出す病気のサインは、他にもいろいろとあります。
例えば「咳」です。
子犬が咳をしている場合は、その他に目やにや鼻水がないか確認します。
これらが同時に発生した場合は、まずジステンバーが疑われるからです。
ジステンバーは最初は咳や発熱から始まり、
最後には子犬の命を奪ってしまうとても怖い病気です。
症状が出た場合はすぐに獣医師にかかることはもちろんですが、
子犬の時から予防接種を欠かさず行うようにしましょう。
その他に、咳や呼吸困難がサインとなる病気としては、
犬糸状虫症、気管虚脱、肺炎、肺腫瘍、気管支炎などが考えられます。

尿に関する病気

次に「尿の量」です。
一般的に、尿の出が悪く、必死で努力しながら尿を出そうとしている場合には、
腎盂腎炎が考えられます。
細菌の感染によるものなので、
普段から尿道口のまわりなどを清潔に保ってあげことが大切です。
排尿排便の後に、周囲の毛もあわせてきれいに拭いてあげるようにしましょう。
また、尿を出そうとしてもなかなか出ないという症状になると、
尿道狭窄という病気が疑われます。

原因や腫瘍や外傷、尿石など様々ですが、いずれも家庭で手当てすることは
難しいものなので、放置せずにすぐに獣医による処置をうけるようにしましょう。
その他に尿の出の悪さがサインとなる病気としては、尿石症、膀胱破裂、
尿毒症、腎不全などがあります。
血尿の有無や嘔吐の有無を観察して、
適切なケアや治療をほどこしてあげるようにしてください。
また逆に尿の出の多さがサインとなる病気としては、
糖尿病や子宮蓄膿症、甲状腺疾患などが考えられます。

行動の異常

また愛犬の運動の状態やしぐさなどが、病気のサインとなっていることもあります。
例えば、「後ろあしを引きずる」場合や、
「引きずるだけでなく歩くのをいやがる」という場合には、椎間板ヘルニアを疑います。
体が長くて足が短いダックスフントなどが発症しやすい病気ですが、
進行すると歩行不能になってしまうこともあるので
早めに獣医師の診察をうけるようにします。
また、「歩くことをいやがるだけでなく、道路にすわりこむ」という場合には、
心臓弁膜症が考えられます。
老犬に多い病気ですが、軽度の場合はまったく症状がでないことも多いので、
健診などでたまたまみつかるといったことでもないと発見できません。
けれど、運動した時に今までに経験したことのない呼吸困難を感じることで、
道路に座り込んでしまうことがあります。
これが心臓弁膜症のサインとなるのです。

目や耳の異常

その他にも「涙が止まらず目の周囲の毛が変色する」場合は流涙症、
「赤く充血して目やにがたまる」場合には、結膜炎、「瞳が乳白色に見える」場合には、
白内障、といったようなサインからわかる目の病気や、「後ろあしで耳をかく」場合には、
外耳炎、「耳を下の方に向けて頭を傾ける」場合には、
中耳炎、「耳が腫れて硬い感触になる」場合には、耳血腫、
といったようなサインからわかる耳の病気もあるのです。
いずれにしても、飼い主は愛犬の出しているサインをしっかりと受け止めてあげて、
健康状態を知ってあげることが大切なのですね。