モモンガを飼うときの環境

モモンガのイラスト

カンガルーと同じ有袋類であるフクロモモンガ

モモンガといえば四肢を大きく広げることでまるで凧のような膜が張られ、空中を滑空することができることで知られる動物です。

地上にいるときはまるでネズミやリスのように可愛らしい姿をしているのに、優雅に空中を飛ぶことができるというギャップが大きな魅力と言えます。

モモンガにもいくつか種類がありますが、ペット用として多く出回っているのは「フクロモモンガ」という種類で、これはカンガルーに代表されるオセアニア大陸のみに原種が生息する有袋類です。

日本にいるムササビにもよく似ていますが、フクロモモンガは有袋類であるというところに大きな特長があり、げっ歯類でありネズミの仲間であるムササビとは形こそ似ていても全く生物としての種類が異なります。

ペットとしてはそれほどメジャーな動物ではありませんが、比較的入手が簡単で体も小さく飼育し易いことからちょっと変わったペットを飼育したいという人から好まれています。

飼育環境の基本としては、まず上下に活発に運動することから立体的なケージを用意します。
オウム用など途中に止まり木などの段差があると移動しやすくモモンガにとって快適な空間になります。

ポイントはより高い位置に休息スペースとしての棚を設置しておくということで、原種が樹木の上の巣で休むのと同じような環境を整えてあげます。

夜行性であるため日当たりが強くない場所に置く

フクロモモンガが住んでいるオセアニア地域は年間を通して暖かく、空気が適度に乾燥した過ごしやすい場所です。
そのためフクロモモンガにとっての適温は24~27℃となっています。

寒さに弱いフクロモモンガは気温が21℃以下になると休眠状態になります。
休眠とは体温を15℃くらいにまで下げて代謝を意図的に低下させ体の動きを止めるというもので、知らずに初めて見るとまるで病気で動けなくなってしまったかのように思います。

慌てて動物病院に持ち込まずまずは冷静に温度を調節してフクロモモンガの体調が回復するのを待ってあげてください。

フクロモモンガは雑食性の動物ですが、意外に偏食傾向があり好みのものしか口にしないという性質があります。
そのためなかなか栄養バランスを考えて餌を用意するのが難しく、食事が原因の病気や肥満が起こってしまうことがよくあります。

基本的にはペットショップなどで販売されているモモンガ用ペレットを使用するのがよい方法ですが、他に果物や野菜、コオロギなどの昆虫の生き餌、サプリメントやゼリーといったものを少しずつ与えていきます。

好きなものだけを食べさせているとどうしても甘みの強い果実に偏りがちになってしまいますので、食べやすく切ってあげたりサプリメントを混ぜたりしながら食べられるものを増やしてください。