タランチュラを飼うときの環境

クモ

毒グモではないタランチュラ

ホラー映画やアドベンチャー映画などで頻繁に登場するのがタランチュラです。
タランチュラとは全身毛で覆われた巨大なクモで、大きな口と牙のように見える顎の形が大きな特徴になっています。

映画などに登場するタランチュラは強い毒を持ったクモで触れられることで危機的な状態になるというようなイメージで描かれることが多いのですが、実際にはまったく異なる生態をしています。

まずタランチュラとはどういう生物かということから説明をしておくと、生物学的にはクモ目オオツチグモ科に属しています。

「タランチュラ」という名前のクモがいるわけではなく、似たような形状をしているクモを全般的に呼ぶ名称として使用しているので、アシダカグモ類やオオツチグモ類などに含まれるクモはすべて「タランチュラ」になります。

創作物などで登場するタランチュラのモデルはコモリグモの一種であるタランチュラコモリグモであるといわれています。

タランチュラと呼ばれるクモは全般的に毒をほとんど持たず、仮に毒のある種類であったとしてもちょっと刺されただけですぐに体がしびれたり生命の危機に瀕してしまうというようなことはありません。

むしろタランチュラたちは大人しくあまり動きのない動物なので、もし海外旅行中に見かけたとしてもそっとしておけば危害を加えられたり襲われたりすることはありません。

安全にタランチュラを飼育するための方法

基本的に毒のないタランチュラですが、中には自分の身に危険が迫ったと感じたときに毒性のある毛を敵に飛ばしたり、威嚇行動をとったりする種類もあります。

ですので初めてタランチュラを飼育するときには、そうした獰猛な種類ではなく比較的おとなしく体も小さめのものを選ぶ方がよいでしょう。

種類としては「チリアンコモン」「メキシカンレッドバニー」といったものが入手も楽で飼育もし易いです。

飼育をするための環境づくりとしては、まず爬虫類用として販売されているガラスケースもしくは樹脂製ケースを用意します。

このとき天井が開放されている魚用のものにすると、壁面を上って脱走してしまうことがあるので必ず蓋がついているものを選びます。

ケース内には土や木材チップなどの床敷を置き、そこに小さめの植物や石をレイアウトして適度に日陰や隠れ場所を作ってあげるようにします。

タランチュラの原種は熱帯地域~亜熱帯地域に生息しているため、低温にならないようにすることが肝心です。
床にパネルヒーターを置いたり、室内の気温をエアコンで調節したりして温度と湿度を調節してあげるようにしましょう。

餌としては主に昆虫や小型動物となります。
入手しやすさでいけばコオロギがおすすめなので、自宅で繁殖させながらあげるのがよい方法です。