ワラビーを飼うときの環境

ワラビーの親子

カンガルーの小型動物であるワラビー

ワラビーと聞いてもあまりピンと来ないという人であっても、カンガルーと聞けばすぐにどんな動物化を思い浮かべることができることでしょう。

「ワラビー」とはオーストラリアの原住民であるアボリジニ、エオラ族の言葉から名付けられたものです。
正確にはワラビーとカンガルーは別の動物で、同じカンガルー科には属しているものの枝分かれをした種別になっています。

そもそもとして「ワラビー」という名前も正確な学術名称ではなく、カンガルーよりも体が小さい体重25kg以下のものを全て「ワラビー」と呼んでいるにすぎません。

ただしワラビーを細かく観察してみるとカンガルーよりも後ろ足と尻尾が短めであるという違いに気づくことができます。

カンガルー同様にオーストラリア大陸にしか存在していない有袋類のワラビーは、日本で飼育するためには輸入をしなければいけません。

オーストラリアからの輸入に関しては特に法律や条例で制限がかかっているわけではありませんので、飼育のハードルは比較的低めです。

また全く異なる生態系であることから外来種としての指定も受けておらず、あまり細かい決まりや罰則を気にせずに飼育を始めることができる珍しい生物と言えるかもしれません。

ワラビーの中にもいくつか種類がありますが、最も小型種であるパルマワラビーになると成体になってもイエウサギくらいまでにしかなりませんので一般家庭でも飼育が可能です。

入手は簡単なものの実際の飼育では苦労することも

飼育のためのハードルは比較的低いワラビーですが、実際に飼育をしている人はそれほど多くありません。
というのもワラビーは全体的に臆病な性格をしており、あまり人になつきにくいという特長があるからです。

小型種といってもジャンプをしながら移動をするという特長から動作スペースはかなり広めに用意する必要があり、犬用のケージやサークルといたものを使ってかなり大きく飼育エリアを準備しなければいけません。

発達した後ろ足は高いジャンプ能力があるため、何かに驚きパニック状態になってしまった時には部屋中を駆け回り物品を破壊したり天井に頭をぶつけて大怪我をしてしまうこともあるからです。

屋外での飼育の方が適しているようですがもともと温暖な気候で育ったワラビーは低温の環境に弱く、病気にかかりやすくなります。

しつけをすることも難しく、ちょっと厳しく叱ったりするとそれを警戒して以降は全く近寄ってくれなくなるといったこともよくあります。

餌は基本的に草食なので樹の葉や木の皮などを与えます。
飼育をする場合にはうさぎ用のペレットを代用したり、リンゴやミカンといった果物を食べやすい大きさに切って与えると喜んで食べてくれます。