インコ・オウムの病気について

2匹のオカメインコのイラスト

インコの病気について知識をつけよう

鳥類は日本で古くから愛されているペットです。
特に大型のインコやオウムは、大変貴重ではありますが、
賢く寿命も長いことから、パートナーとして選ぶ人はとても多いようです。
こうしたインコやオウムをはじめとした鳥類に
健やかに長生きしてもらうためのポイントを解説していきましょう。

まずは、鳥がかかりやすい病気についてです。
インコやオウムを例にとってみてみましょう。
消化器系の疾患には、食滞、胃腸炎、脱肛などがあります。
食滞は、誤飲や水分の少ないエサなどを与えた場合におこりやすく、
ヒナの時に多くみられます。

苦しそうに口を開けたり、液体を吐き出す症状がみられ、死亡するケースもあるのです。
マッサージや切開によって内容物を吐き出させる治療がおこなわれます。
人間と同じ味の濃い食べ物などは与えず、
普段から水分を含んだあたたかいエサをあげるようにしましょう。

どんな病気があるのか

胃腸炎は、細菌の感染などが原因でおこりますが、
下痢や食欲不振などの状態があらわれます。
カゴを毛布で覆ったり、保温や安静を促し、エサに整腸剤などをまぜて与えましょう。
改善しない場合には、抗生物質などを投与します。
脱肛は、産卵時のいきみや便秘などが原因となります。
患部をよく消毒してグリセリンなどをつかって押し戻す治療がおこなわれるのです。
呼吸器系の疾患には、肺炎、アスペルギルス症などがあります。

肺炎は細菌やウィルスによって起こりますが、食欲が落ちる、目やにがでる、
くしゃみや鼻水が出るといった、人間の風邪と同じような症状がでてきます。
保温や栄養剤、ビタミン剤などの投与のほか、抗生物質も投与です。
進行すると治癒が難しくなってしまうので、早期の段階で治療にはいれるようにしてください。
アスペルギルス症は、菌の感染で起こりますが、
元気がなくなったり、食欲不振や下痢などの症状がでてきます。

また進行すると呼吸に喘息音などが出てきて、呼吸困難に陥ることもあります。
治療極めて困難ですが、抗真菌薬の吸入療法などがもちいられるのです。
その他の病気としては卵停滞、オウム病、コクシジウム症などがあります。
卵停滞は、卵が軟らかくなったり、卵管の血行障害などによっておこります。
腹部の膨張や排便困難、食欲減退などの症状がおこりますが、
保温をしながら、油類で浣腸してあげることで卵がでてくることがあるのです。

オウム病とは

オウム病とは、微生物の感染が原因となりますが、
オウムだけでなく鳥類全般に起こる病気です。
感染力がたいへん強く、鼻水や下痢、食欲不振、震えなどの症状がでます。
水分の補給や保温をしながら栄養剤やビタミン剤を与えさらに抗生物質を投与します。
コクシジウム症は、寄生虫が原因の病気で、下痢や食欲不振、体温低下に陥ります。
やはり保温や水分の補給をおこない、サルファ剤を投与です。

このように、インコやオウムだけに絞っても様々な病気がありますが、
鳥についてはいずれも異常を発見した時点で病院に連れて行くようにしましょう。