ウサギの介護について

可愛らしい部屋に入るウサギ

ウサギも年をとると弱ってくる

ウサギの寿命は種類などによってもだいぶ違ってきますが、
だいたい5年から15年ぐらいの間だといわれています。
一般的には5歳を過ぎた頃から老齢期にはいるといわれていて、
人間と同じように五感が衰えたり、消化器官の動きが鈍くなってしまいます。
当然免疫力も低下してしまうので、心疾患、腎障害、関節炎などの病気にも
かかりやすくなり、飼い主はさまざまことに気を配ってあげる必要がでてきます。
高齢のウサギを飼うためのケアのポイントなどについて説明していきましょう。

エサの注意点

まずは、餌についてです。
成長によって必要な栄養素や栄養要求量が変わっていきますが、
若い頃の餌をそのまま与えていると太りやすくなってしまう傾向があります。
尿石症などにかかりやすいことなどにも配慮して、
イネ科の牧草を選んであげるようにしましょう。
またペレットなどもペットショップではシニア用が売られていますので、
だいたいイネ科の牧草とペレットを2対1の割合で与えてあげるとよいようです。

果物やパンなどの副食も老齢になっても喜んで食べますが、健康のことを考えて
控えめにするか、もしくは与えないようにすることが健康のためにはよいでしょう。
体力がなくなってしまうと食欲がなくなるウサギもでてくるので、
ペレットを細かく砕いてあげたり、消化しやすい野菜をあげるなどの工夫も必要です。

生活環境や繁殖の注意点

次は生活環境についてです。
とにかく若い頃に比べて、ウサギに負担をかけないような配慮が大切です。
温度の変化や暑さや寒さにも目を配り、
クーラーやペットヒーターで調節してあげるようにしましょう。
特に湿気の多い梅雨の時期は歳をとっているウサギが体調を崩してしまいがちです。
ケージ内がじめじめと湿ってしまうことのないように、
常に乾燥をしてあげるように心掛けてください。
この時期に限っては水を使った掃除も控えるようにしてあげた方がよいでしょう。
また、屋外で飼育している場合には、冬場は室内に入れてあげるようにしましょう。

次に繁殖についてです。
5歳を過ぎてしまった老齢のウサギには、
基本的には繁殖をさせないようにする必要があります。
妊娠すること自体は可能なのですが、高齢のウサギの体では、
妊娠、出産、育児というのは想像以上に負担になるのです。
母ウサギが妊娠中毒や胎児死亡などのリスクも高くなるので、
繁殖期のメスウサギにはオスウサギを近づけないようにしましょう。

正しい介護をしてあげよう

最後に、介護全般についてです。
高齢で体の動きが鈍くなってしまった場合には、
それまで以上に日頃の飼育管理やケアが必要になってきます。
いつも以上にストレスを感じやすくなっているウサギの様子を注意深く観察し、
健康チェックをこまめにしてあげましょう。
人が好きなウサギの場合は、なるべく多くそばにいてあげることで、
安心してリラックスして過ごすことができます。
逆に人が苦手なウサギはなるべくそっとしておいてあげてください。
獣医師さんにもアドバイスをもらいながら、正しい介護をしてあげることで、
より健やかに長く生きていくことができるのです。