猫の健康を守るための工夫

くつろぐ猫と遊ぶ猫

猫が健康に暮らす為には

それでは、愛猫が健康に暮らせるためには、
どのような生活環境を整えてあげなくてはいけないのでしょうか。
まず、猫と暮らすためにとても重要なことは、
猫本来の特性や習性をよく理解してあげるということです。
本来は単独行動を好むので、習性を知ってあげて上手に生活していかないと、
猫にストレスを与えてしまうことになります。
たとえば猫は夜行性の動物です。
昼は寝ていることが多く、逆に夜になると元気に動き出します。
飼い主が昼間留守にしてしまっても寂しくなったりすることもないので、
過剰に構う必要はありません。

ただ、新鮮な水や栄養バランスのとれたキャットフードを用意しておいてあげて、
おなかがすいてしまうことのないように気を配りましょう。
猫は昼間を中心に人生の3分の2は寝ているといういわれているぐらいですので、
寝床については、いろいろな場所をためしてあげながら、
一番気に入るいい場所を選ばせてあげるようにしてください。
また猫本来の習性として、縄張りがないと落ち着きません。
縄張りとは、本来は餌を安全に確保できるエリアのことをさしますが、
飼い猫でも飼い主の家でなわばりをつくっているのです。
猫が自由にパトロールができる安全な環境を室内に整えてあげるようにしましょう。
そして、なわばりのこともあってか、猫は単調な生活スタイルを好みます。
毎日同じことが繰り返されても、決してつまらないということはなく、
とても幸せなことなのです。
飼い主の都合であちこちに連れ回したり、
乗り物にのせたりというようなことはなるべく控えてあげるようにしましょう。

季節ごとの健康管理

さらに猫に健康的に過ごしてもらうためには、
季節ごとに気を付けてあげるポイントも変わってきます。

まず「春」です。
猫の発情期は年に数回ありますが、
比較的多くの猫が春に発情するといわれています。
そのため猫同士のケンカやトラブルも多くなり、怪我のリスクが高まります。
傷がないか体をこまめにチェックしてあげるようにしてください。

次に「夏」です。
猫は暑さが苦手ですので、
夏はとくに室内の温度の調節に気を配ってあげなくてはいけません。
猫は水で体が濡れることは激しく嫌う傾向がありますので、
熱射病にならないように風がよくとおるような工夫をしてあげるとよいでしょう。
また、春から増え始めるダニやノミが、夏にはさらに増えていく傾向にあります。
安全な薬でノミ取りをしてあげられるように、獣医さんに相談してください。

次に「秋」です。
秋は人間と同じく、朝晩の気温の変化で体調を崩してしまう猫が多くいます。
暑さ、寒さ両方に気を配りながら、
快適な環境を保ってあげられるようにしましょう。

最後に「冬」です。
暑さが苦手な猫ですが、寒さにもあまり強いとはいえません。
室内で小さくまるまって寒さをしのぐことも多くなりますが、
人間の使う暖房器具でやけどをしてしまうこともありますので、
充分注意してあげましょう。

また、布団の中などにまるまっていることに気付かず、
思わぬ怪我の原因になることもありますので、
飼い主は猫が今どこにいるのか気をつけてあげてください。
犬と同様、猫にも「ホームドクター」が必要です。
猫を飼う大前提として、
日頃から健康の相談のできるホームドクターを探してあげるようにしましょう。