フェレットの病気について

青空

犬ジステンバー病

フェレットは愛らしい風貌やしぐさだけでなく、
とても賢くて人なつっこい飼育に最適な動物として、日本でも大人気のペットです。
ただ、まだペットとしての歴史が浅いこともあり、
飼い方やその生態についても情報が混乱し、さだまっていない部分がありました。

ここでは、フェレットの病気の症状やケアの方法などの正しい知識について、
まとめていきたいと思います。
まずはフェレットのかかりやすい病気についてなのですが、
フェレットの病気の中で一番恐ろしく致命的なものは「犬ジステンパー」です。

犬ジステンバーウィルスの感染によって起こる病気ですが、
感染力も大変強く、現在のところ決定的な治療方法もありません。
ワクチンの接種が最大の予防になりますので、必ず受けておくようにしましょう。
若いフェレットに多くみられる病気としては、
「脱肛」、「耳ダニ」、「コクシジュウム」などがあります。

脱肛の主な原因はフードの堅さにあるようです。
エサをやわらかくして栄養液を入れてあげたり、
腫れている肛門はガーゼなどをぬるま湯にひたして洗ってあげたり、
ベビーオイルをつけることなどで自宅で治療することができます。

寄生虫である耳ダニの症状は、黒い分泌物がでたり、異臭がしたりしますが、
病院で治療することによっていなくなります。
定期的な耳掃除やダニ防止スプレーなどが予防に効果的です。

コクシジュウムも寄生虫で、ペットショップで感染しているケースが多いです。
下痢や血便の症状がみられますが、早めに対処すると治ります。
ただし繰り返し発病することもありますので、根気よく治療することが大切です。

その他の病気にも要注意

もうひとつ寄生虫の感染といえば「フィラリア」があります。
犬と同じく感染源は蚊であり、最終的には心臓に寄生してしまうため、
心臓病と同じ症状が発生します。

3歳ぐらいになると「副腎腫瘍」が発生することがあるのです。
脱毛や外陰部の膨張などの症状がみられ、
腫瘍切除の手術による治療が基本になりますが、
現在はインプラントやリュープリンを接種するといった治療法も増えてきています。

「熱中症」にも注意してください。
フェレットは暑さにとても弱い動物なので、暑さが続くとぐったりとしてしまいます。
夏の暑い日だけではなく、冬でも直射日光のあたる場所にケージを置くのは大変危険です。
万が一熱中症にかかってしまった場合には、
慌てて急に水などをかけずに、少しずつ体温を下げてあげることが大切です。
口に水を含ませてあげたり、フェレットエイドなどを与え、室温を調節しましょう。

またフェレットは大変機敏で、家の中のさまざまなものを踏み台にしながら
高いところへのぼってしまうため、転落などにやよる骨折が多くみられます。
バスタオルなどにくるんで患部を固定し、すみやかに病院に連れて行きましょう。

それとフェレットに多いのが異物を飲み込んだことによる「消化管内異物」です。
吐き出すのが苦手で、胃から腸へと流れてしまうケースがほとんどです。
水分補給などをしながら応急処置をして、動物病院にかかりましょう。
こうした事態がおこらないようにフェレットを家の中に放し飼いにする場合には、
床に落ちているものをきちんとチェックするようにしてください。