猫の介護と健康

猫の寿命は延びている

いつまでも機敏で元気そうにみえる猫ですが、歳をとるスピードは
とても早く7歳ぐらいになると中年にさしかかり10歳頃には人間でいう
立派なシニアになるわけです。

しかしながら他のペットと同様に、猫の寿命もどんどんと長くなってきています。
最近では15歳、また20歳まで生きる猫も珍しくなくなり、
飼い主と過ごす時間はいっそう長くなってきました。
そこで、猫にも介護の問題が多くなってしまうようになりました。
自分の飼っている猫が老いて衰えていく姿をみることは、飼い主にとってとても
つらいことではありますが、決して避けてとおることはできないことなのです。
飼い猫が元気に長くそして幸せな生涯を送ることができるようにするためには、
シニア猫の食事やケアの仕方などを詳しく知ることが大切です。

食事、ケア、排泄の注意点

まずは「食事」について順番に解説していきましょう。
年老いた猫の健康を保つためには、シニア専用の食事が必要になってきます。
歯が弱ることや内臓の働きが悪くなっていくことを考えると、
柔らかくて消化のよい、かつ栄養価の高いものが必要です。
かといって、肥満になってしまうと病気にかかるリスクも高くなり、
体を動かしにくくなってしまいます。
日に4回ほどにわけながら、食事の量に充分気を付けて与えていくようにしましょう。

次に「毎日のケア」についてです。
年老いた猫には毎日あらゆるトラブルがおこりがちです。
若い頃よりもさらに細かく、健康チェックをしてあげるようにします。
たとえば口の状態、体のしこりの有無、体重、排泄物の状況などです。
病気の早期発見や予防のためにかかさずおこなってあげてください。
スキンシップをかねたマッサージなども有効です。
猫の喜ぶツボをさがしてあげて、リラックスさせてあげるようにしましょう。

次に「排泄」です。
部屋のあちこちでトイレをするようになってしまった場合は、
まずトイレ自体に問題が無いかチェックします。
構造上入りにくくなっていたり、使いにくい問題が生じている場合には、
猫の体に負担のかからないトイレに変えてあげてください。
また、状況に応じて猫用のおむつなどで対応してあげてもよいでしょう。
最後に「生活環境」です。
歳をとると、猫はよりいっそう寝ている時間が長くなります。
猫が暑すぎず寒すぎない環境で寝ているかどうかがチェックできるように、
なるべく飼い主の目の届く場所に寝床をつくってあげることも必要です。
また、体重は軽くても床ずれをおこしてしまうこともあるので、
柔らかい素材の寝床を用意してあげるようにしましょう。

かかりつけのお医者さんがいると便利

また、視力や聴力の衰えなどが原因で、若いときよりも
事故などで怪我をしてしまうリスクがぐんと高まります。
すみやかに応急処置をしてあげられるように、ガーゼや包帯、
消毒液などを常に準備しておいてあげるとよいでしょう。
歳をとってからは、病気になった時にだけではなく、
かかりつけの獣医さんなどで定期的に健康診断を受けることも忘れないでください。
飼い主自身もストレスがたまらないように、
気持ちをコントロールしながら、前向きに介護をしていくようにしましょう。