オオコウモリの飼育方法

夜景

日本における野生のコウモリの生態

コウモリというと夏場の夕暮れ時に大群で空中を飛び回るところをよく思い浮かべます。

日本にいるコウモリのほとんどは「アブラコウモリ」と呼ばれる体長約5cmくらいの小型のタイプです。

家ネズミとだいたい同じサイズなのでネズミに近い動物のように思いますが、最も大きな違いとなっているのは体重の軽さです。

鳥など空を飛ぶことができる動物に共通していることですが、素早く飛行をするために骨密度が低く見た目に比べてかなり軽く体の機能がまとまっています。

一般的なアブラコウモリの平均的な体重は10gくらいと非常に軽く、空中を素早く移動したり建物や岩陰などに素早く入り込むことができます。

アブラコウモリは愛夏に大量に繁殖するという性質があるので、地域によっては空を覆い尽くすかのような大群が空を飛び回る光景が見られたりします。

大量に繁殖することによる糞害や病原菌の散布が問題になってしまうこともありますが、コウモリは基本的には人にとって害となる虫や小動物を食べてくれる益のある動物なので勝手に殺してはいけないというふうに鳥獣保護法で定められています。

あまりにもアブラコウモリが繁殖しすぎて困っているという場合には専門の駆除業者に依頼して対策をしてもらうようにしましょう。

世界一大きなコウモリを飼ってみる

一方で日本にペット用として輸入されている珍しいコウモリもいます。

中でも人気が高いのは「オオコウモリ」と言われる世界一大きなコウモリです。

日本における一般的なコウモリは先に説明したように「アブラコウモリ」なのですが、どちらかというと世間的なコウモリという動物への認識はこの「オオコウモリ」の方が強いかもしれません。

というのも「オオコウモリ」はドラキュラやその他のオカルトもののイラストに登場してくる姿そのものだからです。

傘のような広い翼を持ちぶら下がるときにはぎゅっと体を包み込むようにするという独特の姿はオオコウモリならではのものです。

オオコウモリは別名「メガバット」と言われることもあり、その名称の通り翼を完全に開いた時にはその長さは1.7mにもなります。

オオコウモリは日本には原種は生息しておらず、熱帯地域の広いエリアに分布しています。

このオオコウモリはエボラ出血熱など重大な病原菌を媒介することもある動物として現在強く警戒されているので、現在では流通はかなり厳しく制限されています。

自宅で飼育する場合には広い設備が必要

オオコウモリは自宅用ペットとして飼育されることがあります。

正規のルートで輸入されたオオコウモリを飼育する場合、自宅にはかなり大きなケージを用意しなくてはいけません。

オオコウモリは成体になるとかなりのサイズになるので、十分にぶら下がることができる高い天井と翼を広げてもぶつからないとても広い場所がなければいけません。

一日中ずっとケージの中に入れておくか、時々外に出してあげるかということで飼い方も変わってきますがそれなりの広さがないと飼育は難しいでしょう。

コウモリはかなり活動域が広いので閉じ込めっぱなしにしてしまうと健康を害してしまうこともあります。

普段の餌として使用するのはバナナやマンゴーのような熱帯の果物が中心ですが、基本的には鳥用のペットフードを使用すれば栄養面で問題がでることはありません。