エリマキトカゲの特徴と飼育方法

複数のストール

見た目にユニークなエリマキトカゲ

エリマキトカゲは個性的なルックスをした、世界的にも非常に珍しい種類のトカゲです。
日本においては1984年にテレビCMが放映されたことでエリマキトカゲの大ブームが起こりましたが、現在ではすっかり落ち着いて、動物園などでゆっくり鑑賞出来る人気者となっています。

エリマキトカゲの生物的な分類は、有鱗目トカゲ亜科イグアナ下目アガマ科エリマキトカゲ属です。
原産国はオーストラリアやパプアニューギニア、インドネシアといった島々で、独特の生態を持った動物が多いオセアニア地域を代表する品種としてもよく知られています。

全長は60~90cm程度で、非常に長い尻尾を持っています。
尻尾の長さが全長の2/3を占めており、頸部にあるヒダ状の皮膚飾りは身の危険を感じた際に大きく傘のように開くことが大きな特徴です。

名前の「襟巻き」というのも、この首の周りについている大きなひだが由来になっています。
普段はだらんと下がった状態になっていて、まるでおしゃれなスカーフでも巻いているかのように見えるでしょう。

かつてエリマキトカゲが大きなブームになった理由のもう一つに、後ろ足で立ち上がって走るということがあります。
映像などでもよく紹介されていますが、びっくりしたエリマキトカゲは首の周りの襟巻きを大きく広げるとともに上半身を大きく立ち上げて、後ろ足二本だけの二足歩行を見せるのです。
このときの様子がまるでガニ股で走っている人のようにも見えるので、その様子のユニークさから多くの人に好かれることになりました。

エリマキトカゲの飼育方法

びっくりしたときにこそ本来の姿を見せてくれるエリマキトカゲですが、実際にはとてもおとなしく臆病な性格をしています。
トレードマークのようなポーズや走行を見せるのは、本当に自分の身が危険と感じた時に限定された場面で、ケースの中で安全に飼育をされている時に見せてくれるということはまずありません。
それどころか警戒心の強い性格をしていることから、長年飼育を続けても飼い主さんなどの人間に慣れてくれることはまず無いと考えた方がよいようです。

飼育をしていく場合、一般的なトカゲのための設備を整えてあげればいいですが、体が比較的大きめのトカゲなので、なるべく大きめのケースにするのがよいでしょう。

エサとしては主にコオロギやマウスといった肉類を好みます。
ミルワームなどを与えてもよく食べてくれますが、幼虫類の場合はカルシウムがほとんど含まれていないので、あまりそればかりを与えてしまうと「くる病」を発症してしまうこともあります。
毎日の食生活においてはペット用サプリを併用するなど、カルシウム量には十分に注意をしてあげたいところです。