ポットベリーの飼育方法

赤い液体が入ったビーカー

ペットにもなる豚の種類

映画「ベイブ」を見てブタをペットにしてみるのもいいかもしれないと感じたことがある人もいるのではないでしょうか。

世間的なイメージではブタというと「貪欲」「不潔」「品がない」といったよくない印象として語られることがありますが、実際のブタという動物は決してそういうわけではありません。

現在日本国内で最も多く飼育されているブタは食肉用の「ランドレース種」です。

ランドレース種の最大の特徴は食欲が旺盛で体重が増えやすく、一度の出産で10~12頭というかなり沢山の頭数を産むということです。

ブタと生物的に近い種族となっているのがイノシシですが、ブタはイノシシと比較して体毛が少なく比較的狭いエリアを生活圏とします。

ある研究によるとブタは本来的には犬よりも高い知能を持っており、きちんとしつけをすることでトイレを覚えたり自分につけられた名前を理解して飼い主の指示に従ったりすることができると言われます。

また特別に食肉用として品種改良された経緯のある食欲が旺盛なランドレース種は別として、一般的なブタはそれほど食欲はなくものを食べるときもキレイに行うことが多いのです。

自分の身の回りをキレイに保つ習性ももっており、ブタに対して世間的に持たれているネガティブイメージの大半は後付されたものであることがわかります。

ペットとして飼育する場合には体のサイズが小さい「ミニブタ」が好まれるのですが、中でも人気が高いのが「ポットベリー」という中国や東南アジア地域に生息するブタです。

ミニブタ最小のブタ「ポットベリー」

「ポットベリー(potbelly)」という名称は直訳すると「太鼓腹」という意味になります。

ちなみに「ポットベリー」という名称はミニブタの種類の他に、釣り用具としてフロリダバスのようなサイズの大きなバスの中でもお腹が大きくふくらんだもののことを指しています。

名前の通りミニブタのポットベリーもお腹がぷっくりとふくらんだ個性的な体型をしており、小さめの耳と全身を覆っている被毛が特徴となっています。

ポットベリーは原種の生息地域によって微妙に品種が区別されており、出身地によって「ベトナムポットベリー」「チャイニーズポットベリー」「アジアポットベリー」といったふうに呼び分けがされます。

共通しているのは成体になっても体が大きくならず体長30cmくらいで止まるということです。

もともとは医療用の実験動物として使用されてきたブタの種類なのですが1980年代で米国でペット向けの動物としてブリーダーが繁殖を始めたことにより少しずつペットとしての知名度も高まっていきました。

ただし注意をしたいのが、体長30cmくらいにしかならないといえども体重は50kg近くにまでなる個体もおり、実際のところどこまで成長するかは育ててみないとわからない部分が多いということです。

米国である飼い主が実際にポットベリーを飼育したところあれよあれよの間に体が大きくなっていき、普通のランドレース種と同じかそれ以上のサイズになってしまったという事例も報告されています。

もし室内で飼育しきれないほど大きくなったらどうするかということもしっかり考えてから飼うようにしたいところです。

ポットベリーの基本的な飼育方法

ポットベリーの寿命はだいたい15年くらいまでとされています。

このうち体が完全に大きくならない子豚のうちは室内飼育でも十分飼っていくことができますが、体重が50kg近くの成体になる頃になると完全に室内だけで飼育するのは難しいかもしれません。

もともとがイノシシに近い動物なので突進する力などはとても強く、ブタ特有の自分の鼻を使ってものを押す仕草をされてしまうと室内の多くのものが壊されてしまう可能性があります。

最初に少し説明しましたがポットベリーを含むブタはとても頭がよく、最初からきちんとしつけをしておけばトイレもベッドも覚えます。

他にもしつけ次第によってはかなりのことができるようになるので、できるだけ多くコミュニケーションを持ってあげましょう。

主な餌となるのは市販されているブタ用のペットフードで、畜産系の製品を扱っているお店なら簡単に手に入れることができます。